■ ID | 909 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | 都市河川流域におけるエストロゲン様汚染の把握と評価 Determination and Evaluation of Estrogenic Contamination in an Urban River Basin |
■ 著者 | 茂木守
Mamoru Motegi
埼玉県環境科学国際センター 野尻喜好 Kiyoshi Nojiri 埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄 Shigeo Hosono 埼玉県環境科学国際センター 河村清史 Kiyoshi Kawamura 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 環境化学、Vol.17、No.3、421-434、2007 |
■ 抄録・要旨 | 都市河川である鴨川、その支川および流入水路の水と鴨川の底泥について、エストロゲンとノニルフェノール化合物(ノニルフェノール(NP)とその前駆物質)を調査した。河川水と底泥から17β-エストラジオール(β-E2)、エストロン(E1)および17α-エストラジオールが、全国調査で検出された高い濃度に匹敵するレベルで検出された。水試料のβ-E2濃度は、ほとんどの地点で冬期と春期に高く、夏期と秋期に低くなる傾向があり、微生物分解との関連が推察された。また、水試料では、E1が調査した物質の中で最も大きいエストロゲン様活性への寄与を示したが、底泥ではNPがその大部分を占めた。さらに、鴨川流域におけるβ-E2とE1の浄化槽流出原単位の平均は、それぞれ12、75nmol/人/日で、下水処理場の排水から算出された流出原単位の比較的高い値に相当した。 |
■ キーワード | estrogen, seasonal change, nonylphenolic compound, estrogenic activity, emission load |
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